当科について

歯は毎日使うものです。毎日食事をおいしくいただき、健康な日々を送るのに大切な体の一部ですね。この歯と顎を健康に保つようにするのが歯科の役割です。

毎日、何キログラムもの力を発揮している歯は壊れたら大変です。治療をしなければいけません。しかし歯科治療は時には複雑な処置が必要であったり、時間が長くなったりします。場合によっては外科手術も必要になります。そうなると歯科治療を受ける敷居が高くなります。しかし、放っておいてはますます悪くなり、取り返しのつかなくなることにもなりかねません。

歯科の麻酔は、このような大きな処置をする口腔外科の手術や、外科手術ではなくとも歯科治療が恐くてなかなか歯科治療を受けられない方を対象に麻酔の技術を使い、恐い思いをしないで治療を受けられるように手助けをするところです。

昭和大学歯科麻酔科は専門の麻酔の研修を受けた歯科麻酔科医が多数勤務しています。中央手術室や歯科診療室で麻酔を行い、多くの患者さんが歯科治療を受けられるように麻酔の技術を使って取り組んでいます。

昭和大学歯科病院では年間3,000件を超える麻酔管理症例があります。特に全身麻酔症例数は年間1,000件を超え、歯科単独の施設としては全国トップクラスです。

手術室では全身麻酔下での顎変形症手術、抜歯・嚢胞摘出術、小児・障がい者に対する歯科治療や、静脈麻酔下でのインプラント埋入術が行われています。

外来では歯科治療恐怖症や異常絞扼反射(嘔吐反射)などの患者さんを対象に年間1,000件以上の静脈内鎮静法による麻酔管理を行っています。

医局員は歯科病院および附属病院に在籍しており、令和3年度の歯科麻酔科による管理症例は、昭和大学全体で年間約1,000件ほどにもなります。

また麻酔科は、さまざまな全身疾患をもった患者さんにとってより良い治療や麻酔方法を考える診療科でもあります。手術前の診察を行い、快適な手術後の回復を促せるように計画することを担当しています。

私たちは患者さんの健康増進に麻酔を通して貢献できることを願っています。

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