学生の皆さんへ

大学院生募集

大学院進学を希望する皆さんへ

大学院の目標は、歯科の領域にとどまらず患者さんを医学的に深く理解できる知識を持ち、基礎と臨床の双方をあわせた広い視野をもって治療にあたれる歯科医師を育成することにあります。

臨床の現場では専門的な麻酔の知識や技術の習得とあわせて、患者さんが安全に歯科治療を受けるために必要なことは何か?という歯科医師として基本的でありながら他科では学ぶことが難しい領域を研修することができます。また大学院での研究生活は、自ら学び、思考し、創意工夫して結果をまとめ、世界に発信するという臨床経験だけでは体験できないことを学べる最後のチャンスでもあります。

4年間かけて基礎研究と臨床研修に真剣に取り組み、その結果を自ら手に入れる経験は、学位記や学位論文という目に見える成果以上に一生の宝物になるはずです。熱意あるみなさまの入学をお待ちしています。

麻酔科の大学院研究

基礎分野1:脳保護

虚血状態に極めて弱い脳を保護するためにどうすればよいか、一度虚血に陥った脳神経細胞を救うにはどうすればよいかという、医学にとってきわめて重要な課題である脳蘇生に関して研究しています。また、発育期の脳に対する麻酔薬の影響について、アポトーシスを引き起こすカスパーゼ活性に注目して検討を重ねています。

基礎分野2:体液管理

体液管理は周術期の患者管理のなかでも最も難しい分野とされています。ホルモンによる体液分布の調節や周術期の輸液管理についてヒトや動物モデルを用いて研究しています。

臨床分野1:抗血栓療法のモニタリング

近年、血栓予防に対する薬物療法を受ける患者が増加しています。「血液サラサラ」は血栓を予防する立場からは望ましいですが、外科手術の際には止血機能が重要ですから、一時的には止血機能を正常化しなければなりません。近年、さまざまな抗血栓療法が臨床使用されていますが、その効果判定や休薬の基準が示されていません。血小板機能の定量分析を中心に安全な止血機能の管理について研究を進めています。

大学院生の生活

大学院生も麻酔未経験者であれば1年目は他の新入医局員と同様に麻酔の臨床技術・知識の習得を優先してもらいます。2-3年目には研究に参加し、博士号取得を目指します。同時に臨床麻酔の経験を積みます。

すでに学会認定医を取得している方や麻酔の臨床経験がある方は1年目から研究に参加してもらいます。4年間で充実した研究成果を目指すとともに、より専門性の高い臨床技術も身につけることを目標にします。

近年の大学院入学者の一例

今野(2009年 日本歯科大学新潟生命歯学部 卒業)

昭和大学歯科病院で1年間の臨床研修を受け、2010年当科に入局。昭和大学歯科病院麻酔科、藤が丘病院麻酔科での2年間の麻酔研修後、2012年4月に大学院に入学し、8月に日本歯科麻酔学会認定医を取得。現在、脳保護の基礎研究に携わる。

平沼(2011年 大阪歯科大学歯学部 卒業)

兵庫県立淡路病院の口腔外科で1年間の臨床研究を受け、2012年4月に麻酔科大学院に入学。同期入局者とともに歯科病院麻酔科で麻酔臨床を研修中。現在、口腔生化学にて研修生活を送る。

歯科麻酔科学講義・臨床実習

3年次 講義

麻酔学とは周術期管理学と呼ばれるように、安全な手術・治療の施行のための術前・術後を含めた患者管理学です。3年次の講義では、歯科においてどのように患者の全身的背景を理解するか、診察で得られた情報を利用して安全に歯科治療を行うにはどうすればよいか、緊急時にどのように対応すれば良いかなどを総合的に学びます。

4年次 基礎実習

基礎実習では、浸潤麻酔・血圧測定・救急蘇生などの基本的な手技についてマネキンを用いて学びます。

5年次 臨床実習

臨床実習では、全身麻酔における周術期管理や外来での静脈内鎮静法を併用した患者管理を実際に見学しながら学びます。また浸潤麻酔、血圧・心電図・動脈血酸素飽和度のモニタリング、笑気吸入鎮静法、静脈路確保を学生同士で相互に行い知識と技術を習得します。

6年次 選択実習

2週間の選択実習期間のうち、1週間は歯科病院麻酔科、残りを北部病院麻酔科で見学します。歯科病院では臨床実習では学ぶことが難しい専門的な知識・技術を学生の希望にあわせて医局員が直接指導します。北部病院では整形外科・耳鼻科・泌尿器科・形成外科・産科・婦人科などの医科麻酔を見学し様々な手術の麻酔管理を学びます。

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